7月2日のNY株式相場は下落後に反発。
ダウは朝方に200ドル近く下落したが、35.77ドル高 (+0.15%)とプラス圏を回復して終了。
S&P500はITや金融株が上昇し0.31%高で終了、NASDAQは0.76%高となり、主要3指数そろっての3営業日続伸となりました。
さて、週末に予定されている中国製品に対する制裁関税の第1弾発動を控えて中国株や欧州株が下落した流れを受けてNY市場は下落しましたが、
ここにきてIT株や金融株に買戻しの動きが強まり、切り返して主要3指数がそろって上昇して終えてしまいました。
これでダウは200ドル近く下げたところから持ち直したこととなり、やはりダウは簡単に逝かせてくれないようです。
昨日の日経は492円安と大幅安となりましたが、後場に下げを拡大した理由の一つにはダウ先物の下落もあったと思われるので、
その点では、昨晩のNY市場が下を試しつつプラスで戻ってきた事は安心材料となり、買い戻し期待はあるものの、
いつもの事ですが、一度あれだけの急落を見てしまった後の出来事のため、NYの戻りに比べて物足りないものになると考えるのが普通でしょう。
市場では7月6日の関税発動までに「劇場型の(米中歩み寄りによる)落とし所」が絶対にあるものとの事でNYはリバウンドしたことなりますが、
2525個人的には7月6日の発動第一回目前に皆が期待してる「落とし所」などないのではないかと考えています。
それはやはりトランプ大統領は今、中間選挙対策として色々発言してる事は誰にでも分かることですから、
このタイミングで一発目の発動前に「落とし所」を披露してしまうような事を彼がやるかな?と考えてしまいます。
また日経単独でも「不自然な支え」が一応昨日は消えたと言うことで、相場のパターンは変わってしまったと思いますし、
「米中の落としどころ」が判明したわけでもないのに、ここで既存のショートポジションを閉じる理由もなく、
後場にきのうのような弱い動きが出てこなければ、終盤にかけてはジワジワと値を戻すと考えられますが、
個人的には本日はまだ既存のポジションに手を加えることなく、ホールドしてみたいと考えています。