6月27日のNY市場は反落。
米中貿易戦争への警戒感がトランプ大統領の口先介入で上昇ししましたが、
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長のネガティブ発言で再び通商摩擦問題が意識され主要3指数がそろって下落に転じました。
ダウは朝方に285ドル高まで上昇しましたが、165.52ドル安(-0.68%)と反落して終了。
S&P500も0.86%安と反落、NASDAQは1.54%安と比較的大きな下落で半導体株やFAANG株が軒並み安となりました。
さて、昨晩トランプ大統領の「口先介入」で相場は急騰したものの、
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が「トランプ大統領は中国に対して姿勢を緩めていない」と発言した事などが影響して急騰はその日に全戻しと言う、
この貿易戦争ネタ始まって以来の展開を演じ、NYダウの日足も以下のように大きな上髭をつけた形になってしまい、上昇しづらい相場が疲弊してる形を作ってしまいました。
また、昨晩以下のようにツイートしましたが、こうなってしまうと、市場は流石にナーバスになってしまうので、後はいつ下がりだすのかと言う時間の問題となってくるはずです。
【2525の相場観】トランプは凄い人だが、株式市場と言うのはやり過ぎると、ある時点から非常にナーバスになってしまい、下げに対して手がつけられなくなる事を理解してない所があります。また、その「ある時点」と言うのが丁度今晩の上下なわけですが皆さん理解してるでしょうか。おやすみなさい。
— Manager2525 (@newjk225) 2018年6月27日
トランプ大統領があのタイミングで「口先介入」したのはもちろん狙っての事でやってるわけで、毎度このタイミングで政権が「口先介入」する事でリバウンドを演じ、
トランプ政権自体が「口先介入すればどうせ上がる、相場の操縦なんて楽勝」と思ってるフシがありましたが、
昨晩ついにその「口先介入」が当日に全戻しと言う結果に終わってしまいました。
2525の相場観的にこれは凄く重要な相場の変化だと思い、ここから先、ブレーキの効きにくい下落相場が始まってしまう前触れだと考えています。
売り方的にはついにトランプ大統領の「口先介入」を無効化した記念日的な日となったと言っていいでしょう。
日経にも「おまる」や「日銀」と言った中ボスが相場操縦をしており、NY市場の下落の割にはおとなしい雰囲気ではありますが、
過去の例全てがそうだったように、NY市場の暴落は絶対に無視出来ない相場展開になりますので、
本日も不自然に抵抗を試みても、NYダウと同じく崩れるのは時間の問題ですから、既存のショートポジションは引き続き金庫から絶対ださない覚悟で攻めてみたいと思います。