6月21日の日経平均は続伸で2日連続の3桁上昇。
寄り付いてからしばらくは前日終値近辺でもみ合っていましたが、強い円安進行を受けて買いの勢いが強まって、一気に22700円台を回復しました。
後場は前場に比べて動きませんでしたが、再び円安基調が強くなった場面では、上げ幅を200円超に広げる場面もありました。
連日で3桁の上昇となったものの、引け間際の落下は気になるところとなっています。
さて、本日の日経は下記のチャートのように、他のアジア市場が軟調の中、TOPIXも軟調だが日経225だけ不自然なアゲアゲを演じてしまい、NT倍率は12.96と最高水準になっています。
日経全体では下落銘柄が多いものの、ソフトバンクだけで42円、ファストリだけでも同じく42円と日経寄与度の高い一部の銘柄だけで本日は上げてると言う何ともよく分からない相場となっています。
何か明確な意図や意思があってNT倍率を13倍に持ってきてるのでしょうが、困った動きをしてくれます。
まぁこのような連日の乱暴な上げ方は「おまる」ではなくて、海外勢がやってるんでしょうが、彼らなりの仕手の手口であり、
2525の手法的はストロングホールドなので、細かいターンはもうしませんが、
2525とは違い、先日大きく下げた所でうまく利益確定できた売り方はこのようなイカサマ上げを何処まで吊り上げられるか冷静に見極めて、いかに下り相場の波に上手く乗れるかが大事なんだと思います。
普段から東南アジアの株を売買してる身としては日経だけこんなイカサマ火炎放射器プレイをされると空気があまりに違うので戸惑ってしまいます。
安倍ちゃんいい加減にしないと、みずほ応援するからネッ。— Manager2525 (@newjk225) 2018年6月21日
また、上記にて呟きましたように東南アジアの株を売買してる身としては、新興国から確実に資金が抜けていってるこの雰囲気と日経のコントラストがきつくてずっと悩んでしまいます。
果たしてダウが軟調でNASDAQが好調、TOPIXが軟調で日経が好調と言ったこの空気はどうやって解消するのか、
ここからダウやTOPIXが急速に上がることで辻褄が合うようになるのか、どうも今までにない相場パターンに戸惑います。
ただ、朝も言いましたように、日米共に米中貿易戦争が深刻化しないことを、何の確証もないのに今回の上げでかなり先取りして上げてしまった感がありますので、
トランプや中国の対応一発でひっくり返る可能性がまだまだ高く、
個人的には来週あたりまでにもう一発大きな対立構図が演出されてから、7月の頭あたりに何らかのプロレス的な合意が出るだろうと考えていましたから、
2525は日柄的にまだ解決ムードは早いのではないかと考えます。
まぁ相場ですから現在「踏まれてしまってる」この結果が全てではありますが、妙なNT倍率や他のアジア市場との日経の空気の乖離と言うのは、
早々に大きな下落となって、結局感じていたNT倍率への警戒感や市場のチグハグ感が正しかったと分かるようになると思います。
まぁ待ちましょう、市場の歪みは必ず訂正されますから。