6月15日の日経平均は反発。
昨晩のECB理事会を受けて欧州株が上昇した事を好感して、22800円台からのスタートしたものの、寄り付き天井となって、前場はプラス圏での小動きが続きました。
お昼休みに入るとすぐに日銀金融政策の現状維持が発表されて為替が円安に振れたことから、後場はやや強含む展開、
朝の予想通り、大きな動きではなかったものの、引け後に黒田総裁会見を控える中で上げ基調が続き、高値圏で取引を終えました。
東証1部の売買代金は概算で3兆0700億円。業種別では、石油・石炭、医薬品、鉱業などが上昇しており、ゴム製品、金属製品、銀行などが下落している。上期大幅上振れ着地で通期見通しも上方修正したオハラがストップ高。反面、1Qが大幅減益となったバリューゴルフが急落した。
さて、本日は朝の想定通りに日銀の結果発表後にジリジリと高値に帰ってきました。
2525の基準的に大引けの状況・価格帯的に既存のショートを撤退するほどではなかったものの、結果的に寄り天から高値に帰ってきての週末金曜日の引けでしたので、
このままだと週明けはロスカットプレイかなと思っていたら、黒田総裁の会見を受けて為替と共に下落。
これまで日銀金融政策決定会合を挟んだ踏み上げプレイの多くは、後場アゲアゲからの、黒田総裁の会見を受けて更にアゲアゲと言うパターンが多かったのですが、
本日は黒田総裁の会見も何だか元気がないと言うか、覇気がないと言うか、
黒田総裁の言葉の節々に「政府がさっさと財政出動なりやらないと、これ以上日銀の金融政策だけでは限界があるんだが(モゴモゴ・・ムニャムニャ)」と言う思いが込められた会見であり、
あれをみた海外投資家が失望したのか分かりませんが、せっかくのナイトセッションでの踏み上げチャンスがなくなっています。
どうも相場のパターン的に中国の関税ネタも週末控えてる中で、わざわざ上値を狙いに行って、(ナイトセッションで)結果的にまた下に帰ってきたこの形、
押し目と考え、嬉々としてロングしてる方が多いようですが、2525には絶好の売り増しチャンスにしか見えません。
「今の相場はレンジ(キリッ)」と誰が見ても分かる事をキリッと言ってる方が多くなってきた今日この頃ですから、そろそろレンジ厨の方を嘲笑うような一発が来るのが相場。
朝にも言いましたように、日米欧の中央銀行の金融政策が出揃ったこのタイミングで日米欧以外の国からのネガティブサプライズが起きやすい週末と言うことで、
ベタではありますが、ここまで市場があまり警戒してなかった中華ジャスティスネタで来週騒げればいいなと淡い期待を持って日経先物をナイトセッションで追加しました。