4月16日のNY株式相場は反発。
先週末のシリアに軍事攻撃により米欧とロシアの関係緊迫化が懸念されたが、紛争が拡大しないとの見方が強まった形。
ダウは一時315ドル高まで上昇し、212.90ドル高(+0.87%)で終了、S&P500とナスダックもそれぞれ0.81%高、0.70%高と3指数がそろって反発してます。
さて、NY市場は上げるが日経平均は大台を前にして足踏み状態。
目前に迫った日米首脳会談の結果を待ってると言うことなんでしょうが、それにしても急に買いの手が引っ込んでしまったので、個人を舐め腐ったヘッジファンドは何かを知ったのかと勘ぐってしまいます。
こんな妙な状態になってしまった以上はイベントである日米首脳会談を待たないといけないのですが、一方その裏で、皆さんご存知の通りNY市場ではイールドフラット化が進行。
5年債と30年債の利回り差が一時34.6ベーシスポイントと、10年超ぶりの水準に縮小してます。
10年前と言えば「リーマンショック」の時以来の出来事で、市場も(シリア情勢を除けば)何やら不気味な静けさですし、首をかしげてしまいます。
昨日のNY市場の状態でも日経先物は上昇しなかったと言うことは、本日東京時間で上がるご予定はないのは濃厚なわけですが、これまでの相場を振り返ると日米首脳会談通過で更に上げると言うパターンでしょうから、
そもそも今はもう少しアゲアゲの展開でも不思議ではないのですが、どうも様子が変というか、今までのように何かトランプが手土産をもたせてくれるような展開ではなく、貿易戦争ネタで何か日本も巻き込まれるような展開が待ってるような気がします。
噂では日米首脳会談で為替が円高に一斉に振れるとされてるようですが、何かを突きつけられてと言う展開も考えておかないといけない感じになってきました。
じゃないと、事前にこんな動きをわざわざしないと思うんですよね。
ただ、今の過剰な様子見が杞憂に終わった場合、また日経は再点火すると思いますから、その時はショートの撤退と言うことで粛々と進めたいと思います。
しかし、昨日も言いましたように、2525なりのショートにすべき確信現象は既に現れていますので、日経先物のショート追加で対応している次第です。