23日のNY株式相場は大幅続落、小幅に反発して寄り付いたものの、米中貿易戦争の激化懸念が高まり、取引終盤に再び売りが優勢となり、
ダウは424.69ドル安(-1.77%)で終了て2日間で1149.11ドル安(-4.66%)と大幅続落、S&P500も2.10%安と大幅続落、ナスダックも2.43%安となりました。
さて、昨晩のNY市場は2525が下記のブログ記事で懸念してた通りの展開となりました。
前日あれだげ大幅に下げたのに、ダウの序盤のリバウンド幅が少ししかなかった事で、終盤に流れてくるニュースを待って再び下げるのを待ってると言うミエミエの展開。
昨日強く警告してたように、完全に下の流れになったと言うか、個人を舐め腐ったヘッジファンドは(今は)上に持っていくよりも下に仕掛けた方がボラが出るのを重々承知で仕掛けており、日米共に、これまでの金曜日の傾向を無視、確信を持ってしかけているもの興味深いところ。
昨日のブログ記事でも言いましたように、これまでのトランプ発のネガティブネタは土日にポジティブへ変化して、売り方の買い戻しを誘うパターンばっかりでしたが、
本日、中国が「私はタフですよ、大丈夫ですか?」とどっかで見た事のあるような態度で報復関税を表明してきましたから、これまでの相場のパターンとは真逆に動いてる事を忘れてはいけません。
これまでのように土日に何やら解決ムードになることを期待して(そういうおいしいパターンが忘れられずに)昨晩の大引け付近で買いを入れた向きもかなりあるのに、
貿易戦争のムードがこの土日で更にエスカレートしてしまうことがほぼ確実となってしまいましたから、
週明けは日米市場でそう言った向きのロスカットがまず発生するだろうと考えます。
問題なのはNY市場はまだ高い位置にいるのに、日経は結構な所まで下がってきてしまった事ですね。
200日移動平均線をわずかに上回って終了してるS&P500なんかがもし大きく下抜けしてきたら、日経は一体どこまでぶん投げられるの?と言う感じです。
この期に及んで日経のPÈRやEPSがどうたらこうたら言ってる人が相かからずいますが、中国がもし米国債なんかを本気で売ってきたら、円相場なんかもメチャクチャになりますからね、
日経のPÈRやEPSと言った話はひとつの目安にはなりますが、そんなもん絶対ではありませんし、ロスカットする側もそんな事考えてカットしてないわけですから、ここは単純に相場の動きを見てみないと分かりませんね。
そういう事を考えると、やっぱり明らかなセリクラの動きがないと、この状況は反転しにくいと思います。
簡単に言えば凄い出来高で長い下ヒゲが出るとか、そういった感じでしょうか。
しかし、面白いことに、株式相場は27日の権利取りを前になかなかセリクラが起きにくいと思うんですよね。
個人を舐め腐ったヘッジファンドはそういった事を分かっててこの時期にわざわざ「待ち」を入れて仕掛けてきたわけですから、普通だったら月曜日の(起こるだろう)大幅下落で一旦終了だと思うのですが、
27日の配当取りや佐川氏の証人喚問を前に底打ちで彼らが許してくるるとは到底思えませんので、日経のPÈRやEPSがどうたらこうたらよりも「実際の動きはどうか?」これを大事にしていきたいところですね。