9月19日の日経平均は大幅に4日続伸しました。
NY市場の上昇や円安進行を好感して寄り付きから300円を超える上昇しましたが、流石にその後は上値が重くなり、前場は小動きとなりました。
また、日銀の金融政策は大方の予想取りで現状維持。
後場寄り直後には上に仕掛ける動きが見られ、23842円まで上昇してきょうの高値をつけましたが、やはりそこか買いが続かずに伸び悩みました。
そこから先は前場同様に目立った動きはありませんでしたが、引けにかけては上げ幅を縮め、大引けでは251円高(23672円)と大幅高ではあったものの、安値引けとなりました。
東証1部の売買代金は概算で2兆9600億円。業種別では全33業種中、32業種が上昇しており、騰落率上位は、石油・石炭、保険、機械、下位は空運、電気・ガス、海運となった。ベトナムの子会社で大口契約が成立したことを発表したアサヒ衛陶がストップ高。反面、新中期経営計画を発表したものの、ファイナンスが嫌気されたサムティが大きく値を崩した。
さて、日経平均は4営業日連続で200円を超える上昇を記録、この間の忖度全開の上げ幅は1000円を超えてます。
今日は大幅高で引けたものの、安値引けと引け味が良くなかったので、明日は流石に一旦休憩と言った感じでしょうが、
この位置まで上げてきて、本日も安値引けとは言えたいして垂れずに踏ん張っていますし、過去の似た動きの時のことを考えれば、
下げても押し目買いが入る可能性が高く、去年同様、月末には配当の再投資なる忌々しい買い需要が日経先物には発生してしまいますので、
基調としては上に行きやすい地合いが続くと考えるのが普通だと思います。
また、SQ日の14日に東証1部の売買代金が3兆円を超えた後、昨日、今日と連日で3兆円に迫る高水準の商いが続いている点もポジティブで、TOPIXのチャートの形状もかなりよくなってきてます。
ただ、朝のブログ記事『日経+3σの誘惑とNASDAQの異変』でも言いましたように、NASDAQに不穏な空気が流れておりますので、
表面上の日経の調子はよさそうに見えるものの、日経が触れてはならないとされる+3σに昨晩触れたのもあり、
結局近日起こるであろうNASDAQから始まる大きな下落に巻き込まれるのではと考えています。
まぁ落ち着いて待ちましょう。