9月19日のNY市場はおおむね堅調。
米10年債利回りの上昇を受けて金融株が軒並み大幅高で、キャタピラー、ボーイングなどの中国事業比率の高い銘柄も続伸した形で、
ダウは小高くスタートすると、一時217ドル高まで上昇し、158.80ドル高 (+0.61%)と続伸して終了。
S&P500も0.13%高と続伸。一時0.28%高まで上昇し、史上最高値まで0.14%に迫まりました。
一方、NASDAQは0.08%安と小幅に反落、一時0.48%安まで下落したが、下落幅を縮小して終了しました。
さて、昨晩の日経先物は日中と比べて大人しい値動きとなりました。
下記に貼ってある各時間軸のチャートを見て誰でも思うと思いますが、ここまでこれだけ急上昇してきたわりには、ほぼ押しがありません。
この「押し」が十分にないことをどう捉えるかですが、今のところ、売り方にかなり分が悪くなっています。
と言うのも、このAI相場、下げるのであればさっさと下げる動きをしてるはずです。
これだけ急激に上げたのだから、せめて23500円を割ってからの動きを試してもいいと思うのですが、それがないと言うことは、
「値幅」ではなく、「時間」と言う調整材料を使って過熱してるチャートを冷ましてる、そう初期のトランプ相場のような動きだと考えるべきかも知れません。
多くの売り方は本日総裁選が終わるので、出尽くしで下げるかもと考えてる方も多いと思いますが、
ここで注意したいのは過去選挙が終わって出尽くしで下げると思っていたのに下げなかった場合、
そこから再びモリモリと問答無用で駆け上がられる可能性が高いと言うことです。
そうなってしまうとAIの設定値は当初から「24000円」だったと言うことになり、
そこにテクニカル的に過熱だとか、数字を出したところで何の意味もないことになってきますから、売り方としてはお祈りモードになるしかありません。
また、これまで何度も言ってきましたように、『NYダウの史上最高値更新までは大きな下落はない』と言うことが現実のものとなりそうですから、
そう言った意味でも売り方に非常に厳しい環境ではあるのですが、やはりNASDAQや為替、米金利からどうしても感じる違和感、
これが近日中に「突然」起こると2525は考えておりますので、このヨコヨコから噴火して勝負あったとなるまでは、
諦めずにスイングショートをホールドしていきます。