4月12日の日経平均は小幅続落、
欧米市場がシリア問題を警戒して下げたことを嫌気して売りが先行したが、100円近く下げたところからは持ち直し、前場は小幅安で終えました。
後場は再び下げ幅を広げたものの、前場同様に売り一巡後は下げ渋る展開で、上値も思いが下値も固く、引けにかけては一段と値を戻して大引けを迎えました。
さて、明日SQを控えてるからなのか、日経平均は終始動意のない久々の「地蔵相場」となりました。
今週初めから何度も言ってますように、「今週末から来週にかけて相場の転換点がやってくる」と言う2525の相場観に基づき、
ショートポジションを整理しつつ、ドテン買いのチャンスを伺っていましたが、
毎度の事ながら、そういうタイミングで貿易戦争だのFBIの捜査だの、シリア問題だのと次々と悪材料が降ってくるのに、日経はなかなか下げてくれないのでドテン買いが出来ないと言う何とももどかしい相場展開が続いています。
以前から言ってますように、日柄的タイミングや相場のパターンから考えても「今週末から来週にかけて相場の転換点がやってくる」と考えていたわけですが、
そんな中、本日発表された「4月第1週(4月2日~4月6日)」の投資主体別売買状況では現物と先物の両取引を合算した投資主体別の売買で海外勢が13週ぶりの大幅買い越しに転じた事が確認されました。
海外勢が買い越してるから確実に上げるわけではありませんが、
2525の相場観から考えていた日柄的タイミングや相場のパターンでの「相場の転換点」としてるあたりから海外勢に変化が見られてきたということは、
自分で「相場の転換点がやってくる」と言っておきながら(悪材料が次々と湧いてくるので)心配ではありましたが、やはり確実に相場に上昇への変化は起きつつ有ると感じました。
ただ、そういった変化が裏で起こっているからと言って、流石に週末のシリア情勢を無視して全部ドテンすると言うわけにもいかず、本日の東京市場でも引き続き何もせずに見守るだけのトレードとなりました。
個人的にはSQ前にドカンと一発下落する場面があると強く思っていたのですが、今の所、下値もガチガチですし、ドカンと一発下落する場面と言うのは期待薄です。
とは言っても相場ですから、本日のように特に株式市場を動かす材料も予定もない時に限って何か起きたりしますし、
「今週末から来週にかけて相場の転換点がやってくる」とは言っても、まだまだ徐々にポジションチェンジすればいいわけで、2525は焦ることなくドテン買いへ向けて事を進めていきたいと思います。