11月22日のNY市場は翌日が感謝祭、24日が短縮取引のため、実質4連休前の取引。
ダウとS&P500が小幅に反落したが、ナスダック総合が小幅に3日続伸し史上最高値更新を続けました。
注目されていたFOMC議事録は12月の利上げを支持する内容となったが、
一部でインフレの弱さを理由に利上げに反対する意見もあって、今後の利上げペースが低下するとの思惑から債券利回りが低下しています。
さて,FOMC議事録で「数人の当局者がインフレの弱さを理由に近い時期の利上げに反対」と言うことで利回りが低下、
ドル円が更に下値を模索すると言う形になっています。
2525は114円の時から誰から何と言われようとも「ドル円は年内107円を目指し、その後105円、年明けには100円を伺う場面もある」と言い続けていますが、
その理由はFOMCで利上げペースの低下が確認できるからとか、そう言った誰でも想像がつくような理由だけではありません。
何度か言いましたが、簡単に言うと、とある大きな投資主体が「とある理由」で「円安ドル高」のトレンドを変えています。
これは感謝祭になったから終わるとかそう言った性質のものではなく、結構大きめなビッグトレンドが発生していて、
まだ殆どの人がこのビッグトレンド(円高)に気づいていないわけです。
それはここまで堅調に株高が続いて来ていましたので、
為替市場もこれから堅調に円安になるだろう的な漠然とした見通しから来てるのでだろうとは思います。
過去を見ると「円高株高」と言う現象も当然あった時期があるわけで、
予想もしなかった株高がきてるのなら、次は予想もしてなかった円高が起こる事も相場としては十分考えられるわけです。
だから皆が株高に沸いてドル円も120円から130円だ!と言ってる最中に「年内107円から105円、そして来年は100円アタック」と言って皆から叩かれたわけですが、
やっとここ最近の動きでその可能性もなくはない事がお分かり頂けるようになったのではないかと思います。
問題はそう言った円高が起きた時に日経がどうなってしまうのかと言うことですが、
ここまで色んなものを(いい方向に)織り込んでここまで上げて来ましたから、そう言った予想をしてなかった円高トレンドの影響で値を崩してくると思います。
ただそれだけでは日経が暴落なんぞしませんから、そう言った円高トレンドの最中にアメリカ市場で何かアクシデント起きて調製を開始したら、
日経はいつものようにその倍以上下げるパフォーマンスを魅せてくれると思います。
何度も言いますが、ここまで色んなものを(いい方向に)織り込んでここまで上げてきてたわけですから、
その前提が崩れるような状態になれば外国人投資家は当然日本株チキンレースから次々と抜け出してくると考えています。
また、何故円高になるのかと言う理由をもっと詳細に話せればいいと思いますが、時間を見て少しづつお話していければいいと思っています。