10月30日の日経平均は4日ぶり大幅反発となりました。
昨晩のNYの市場の影響を受けて寄り付きこそ弱かったものの、寄り付き直後を安値に切り返して早い時間にプラス転換、決算銘柄を中心に買いが入り上げ幅を3桁に広げました。
お昼休みに先物に謎買いが入り、後場は一段と強含む展開から幅広い銘柄に買いが入り、21500円台を回復しました。
その後は達成感からなのか伸び悩んだものの、引けまで強い基調は維持されたと言う目まぐるしい相場となりました。
また、東証1部の売買代金は概算で4兆0400億円と商いも高水準となったことにも注目しておきたい。
さて、日経平均は4日ぶりに大幅反発。
久しぶりと言うか、6日ぶりに陽線を形成していて、消費税増税の事で後に引けない財務省からの指示でもあったのか、
「おまる」が最初から最後まで現れたと思われ、久々に場中に強い動きを見せてくれました。
買われた個別株を見てみると、建機やロボット、半導体などと言ったいわゆる主力どころの銘柄に買いが入って大幅高となっており、本日「おまる」が入ってきた言う見方をしなければ先高感の持てる上昇となります。
ここまでの相場展開を振り返ると売り圧も減ってきて、商いもかなり膨らんで、ようやく下げ止まった感が出てきていますので、目先の底打ち感は強まる可能性がありますが、
何と言っても「不自然」に朝から一直線の上げだったので、昨日のNY市場の大引け間際の買い同様、公的買い、
つまり「おまる」のお買い上げを疑ってしまいますので、これが自然発生した健全な相場展開なのか、まだ疑問はかなり残ります。
昨日からの展開を考えると、目先反転したように見えるものの、どうしても昨晩のNY市場の様子と「おまる」の買い上げの反動も気になり、個人的にまだ諦めずにショートを持っている次第であります。
明日は日銀金融政策決定会合が注目イベントとなりますが、注目点としてはその結果よりも引け後の黒田総裁会見になると思いますので、
明日は上げづらい面もあると思いますが、下値を売り込むのもと言う感じで下げづらい地合いとなる可能性が高く、今晩NY市場で昨晩のような過激な展開が起きなければもう一段の戻りにも期待できる局面かと思います。
本日はやっと5日線を上回って終わってますので、明日21500円を上回ってくるようなら、目先リバウンド狙いの買いにも勢いがつくと思われますので、短期のショートは撤退となるでしょう。
と言うことで今晩もNY市場の動きに目が離せませんので監視を継続します。