8月10日のNY市場はほぼ全面安。
米中貿易戦争の泥沼化が懸念される中でトルコリラの急落を受けての欧州の金融危機を連想させた売りが米国株にも波及した形。
ダウは196.09ドル安 (-0.77%)と3日続落。
S&P500も0.71%安と3日続落、NASDAQも0.67%安と9日ぶりの反落となりました。
週間ではダウが0.59%安、S&P500が0.25%安と共に6週ぶりに反落、NASDAQは0.35%高と2週続伸となっています。
さて、金曜日はトランプ大統領がトルコからの鉄鋼とアルミニウムにかける関税を2倍に引き上げるとしたことでトルコリラが急落し、
トルコ向け債権が多いドイツ銀行(-4.06%)、コメルツ銀行(-3.50%)、BNPパリバ(-2.99%)などの欧州金融機関が大きく売られ、
また、シティグループ(-2.39%)、ゴールドマン・サックス(-1.78%)、バンク・オブ・アメリカ(-1.30%)などが軒並み安となって金融危機を連想させる流れとなりました。
土日で状況が少しは軟化するかと思いきや、逆に悪化する始末で、為替、指数共に大きく金曜日の終値を下回ってきています。
Twitterでも言いましたが、現在の目標は下のチャートにもありますように、
現在21900円くらいにあるレンジ下限でどう動くのか?反発出来るのだろうか?と言う事になってきました。
もしこのラインを抜けたら、更にレンジは日足のレンジまで広がり、下限は21200円くらいに移行する形となります。
正直、アメリカの景気はよくて、NY市場に下げるネタはないのですが、
事前に予見されていたチャイナショック等ではない「トルコショック」からの金融危機が懸念されていますから、
もしかすると、我らが日経ですから、近いうちにこの下限ラインに攻め込む事も考えておかないといけません。
NY市場はそんなに下げなくても、日経だけの激下げはありえますから。
と言うことで、既存のスイングショートを買い戻す理由は全くありませんので、引き続きホールドし、いける所まで握ってみたいと思います。
ここは2525の握力が問われる場面。