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慌てるな、日経の戻りにも限界があり、ショートを買い戻す理由などない

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7月5日のNY市場は反発。

 

翌日に対中制裁関税の第1弾の発動が予定されていたが、米欧間の通商摩擦懸念がやや後退したとの観測で幅広い銘柄が上昇した形。

 

駐独米大使がアメリカとEU間の自動車関税を共にゼロにすると提案したことで欧州市場では自動車株が上昇しました。

 

ダウは100ドル以上上昇してスタート、一時200ドル近くまで上昇幅を拡大し、181.92ドル高(+0.75%)で終了。

 

S&P500は0.86%高、NASDAQも1.12%高で終了し、3指数そろっての反発となりました。

 

さて、昨晩はNY市場がEUの自動車関税ネタやFOMC議事録ネタで戻したのを受けて日経先物もナイトセッションで戻す展開を演じました。

 

しかし、日経の戻りはNY市場が戻ったからと言う理由でお付き合い上げをしただけで、独自の強さでリバウンドしたわけではないことを忘れてはいけません。

 

以下は日経先物の1時間足ですが、何らかの明らかなポジティブ材料がないと、戻り高値の21900円を超えて行くのは厳しいと思います。

 

日経先物1時間足

 

 

 

また、NYダウは相変わらず下降トレンドの中の3角持ち合いの中で、先日の安値が底でない場合、下を切ると大幅になるチャートになってます。

 

ここしばらく200日線を越えられずにおり、越えたとしてもそこで売る勢力がいます。

 

NYダウ日足

 

 

NASDAQもFANG株は大幅高だったものの、アイランドリバーサルを抜け出せずにいます。

NASDAQ日足チャート

 

 

先程も言いましたが、日経は独自で材料がないので、上値は取れないが押し目買いも入り、要はNY市場について行ってるだけの展開です。

 

そんな中、本日7月6日はとうとう対中制裁関税発動の日となりました。

 

発動自体はアメリカの日付が変わった時からですから、東京時間のお昼頃と言うことになります。

 

ここで忘れてはいけないのは何度も言いますように、7月6日までに何らかの「妥協案」や「落とし所」が見られるのではと言うスケベ的な観測があったと言うことです。

 

しかし、本日になってもそんな事はなく、このまま発動したからと言って暴落になるとは考えませんが、どうもこのスケベ的な観測が何も起こらなかった反動はいずれにせよ避けられないと考えています。

 

また、昨晩のNYダウはEUの自動車関税ネタで上げてましたが、何だか時間軸がおかしくないか?と言う感じで、このネタがいつ蒸し返されるか分からないと言う感じです。

 

日経が現状、NY市場のトレースをしてるおり、どうしてもここから独自に上げる姿がまだ見えず、話題のETF配当分配金の売りも7月10日まであるようですし、

 

また、大事なのは本日のお昼には対中制裁が発動されると言うことで、手持ちの日経先物ショートを買い戻す理由も特になく、

 

本日もマッタリとどうせ21900円を超えきれない日経を眺めながらニヤニヤしたいと思います。


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