6月25日の日経平均は続落。
小幅高スタートから早々にマイナス転換し、円高進行を嫌気してジリ安基調が続きました。
後場に入ると上値の重さから見切り売りが出て下げが加速する展開で、
先週迄のような押し目を拾う動きが殆ど見られずに200円超下げる場面もあり、本日の安値圏で取引を終えています。
さて、ダウは金曜日、9日ぶりに反発したにもかかわらず、週明けの日経平均は3桁の下落。
特に後場に入ってからは、ここ最近なかったジリジリ下がる底なし沼に入ったような感じで、先週値動きの大きかった銘柄や、下値模索が続いていた銘柄などが値を崩した形。
それでも東証1部の売買代金は2兆円に届いておらず、薄商いの中で売りだけが急がれた感は強く、いまいち方向感が出てきません。
ただ、やっぱり気になるのは貿易戦争ネタですが、これまでの貿易戦争ネタで異なるのはアメリカが対中国だけに限らず、
先週末はEUからの輸入車に20%の関税をかけると発表したように、中間選挙へ向けてプロレス?が拡大してきたこと、これが非常に気になります。
トランプの主張は一貫して「アメリカファースト」であり、安倍総理とトランプが仲がよいから日本だけ見逃すなんてこともなく、
後日確実に日本へ牽制球がぶっこまれるこ事は間違いありません。
そんなことをしてる間に以前キャタピラーのceoが今年4月に言ってた「業績は今年の第一四半期でピークアウトする」と言ってた事が現実となるように、
アメリカ企業の業績や経済指標も暗雲が垂れ込んでくるのではと考えています。
どうもこれまでの貿易戦争ネタでの下げ方、上げ方と異なってきており、ツイッターでも言いましたように、この週末で何ら対中貿易戦争ネタでのポジティブネタがなかったことが非常に気になります。
そんな雰囲気の所にEUへの関税ネタですからね、どうも相場の呼吸がおかしくなってます。
先週あれだけイカサマ気味に22700円台に上げたのに2回も否定されたってのは、不透明感だけでは説明できない何かがあると思いますので、ここではロングポジションのスイングよりも、
年に何回しかない、ショートポジションの一発を狙える環境、雰囲気になってきたのではないでしょうか?
と言うことで、2525派はくどいですが、既存のショートポジションは自宅の金庫に入れてしばらく放置するくらいの意気込みでこれから起こるであろう、下げに乗って頂きたいと思います。