12月18日のNY株式相場は続伸、米税制改革実現期待を背景に全面高となりました。
NASDAQは一時7000ポイントを上回り0.84%高の6994.76ドルで終了し、ダウ平均とS&P500もそれぞれ0.57%高、0.54%高で終了で、3指数そろって2日連続で史上最高値を更新。
火曜日にも米上院で税制改革法案が可決するとの見通しが強まったことで3指数は終日堅調に推移した形です。
さて、報道の通り「米議会下院が税制改革法案を19日午後に採決にかける可能性があることが18日、明らかになった。採決は日本時間20日午前3時半)頃に実施される可能性がある」と言うことでやっと「税制改革」ネタでの上げもクライマックスとなってきました。
先日も言いましたように、いわゆる「事実売りの先取り」がもっと出るかと思いきや、今年利益確定をしたら損をすると言うNY市場の空気は全く変わりませんでした。
こうなってくると「事実売り」よりもNY市場を支えるアメリカの個人投資家の「今年売っても損する」と言う思いの方が強く、ビットコインの相場と同様に、「上がるから買う、買うから上がる」と言ったサイクルに死角が今のところ見えません。
ダウの日足を見てるとどうみても「ラストスパート」の形にしか見えないのですが、現実はこんな日足でもまだ上がるのでしょう。
年末にかけてもう一噴きするご予定が透けて見えます。
そんな中、我らが日経ですが、本日にでも23000円に乗せて来そうではあります。
ここで大事なのは何度も申しましたように、21日の日銀金融政策決定会合で一部噂されているETFの減額やイールドカーブの見直しが出ない事を確認してから仕掛け的な円安が起きるだろうと言うことで、日経には飛び道具がまだ残ってると言うことです。
恐らく現在1500以上開いているダウ-日経先物の値幅をそういったタイミングで詰めてくることもミエミエです。
と言うことで、この勢いを崩すネタはかなり限られていると思いますから、(2525を含めて)売り方は今回あっさりと撤退するのではと考えています。
しかし、こんな買い方絶対有利の状況で何が起こるのか分からないのも相場です、ここは最後まで見守りたいと思います。