12月8日のNY市場は続伸、
米両院協議会での上院と下院の税制改革法案の早期一本化期待が続く中で市場予想を上回った米11月雇用統計を好感、
ダウは0.49%高、S&P500が0.55%高とともに2日続伸し史上最高値を更新、NASDAQも0.40%高と3日続伸した。
さて、今週はFOMCの利上げがあり、株式市場にとっては、大きな出来事となります。
とは言っても100%織り込み済みで、しかし相場は上げている現実が続いてる形です。
普通に考えて株高の潮目が変わるとしたら利上げか税制改革の成立不成立時ですが、
ここ最近はイベントの事前の織り込み度が強く、「もしかしたら」がありません。
あったとしてもここまでほぼ上げるための罠になってる地球にやさしい相場となってます。
ダウの日足を見ても一時は長い上髭で天井かもと思わせる場面もありましたが、
現在の形を見てみると12/4の高値の髭に挑む形になっています。
待ち構えるのはFOMCの利上げですが、先程も言いましたように事前の折込度が強く、
下げる雰囲気もなく、チャート上の形は上昇機運モリモリです。
となると、ダウが再び高値を取ってきてで日経が後追いするかどうかですが、高確率で追いかける形となるでしょう。
ただナイトセッションでの展開を見ると22900円台は遠い感じがしたのですが、これはドル円の影響でしょうからあまり気にしなくてもいいと思います。
今の相場は仮に高値を取るにしても、下落してからかも知れないし、
また逆に仮に安値を取るにしてもカチ上げてからかも知れない、この特徴がスイングトレードを難しくしてます。
以前の相場感覚であれば、このような重要イベントであるFOMCまでは大丈夫だと、皆が同じことを考えてると逆に出ることがありましたが、今のNYはそんなの知らぬ存ぜぬで素直でしょうから、
天邪鬼にならずにロングをガチホールドするか、明らかに相場が崩れる時まで待ってショートをする為に待つしかありません。
ただ、元気な株式市場を尻目に北朝鮮動向は確実に悪化してると思いますので、2525は変わらずロングスタンスは取らない方針で行きたいと(今のところは)考えています。