12月6日のNY市場は高安まちまち、
税制改革を巡る不透明感や債務上限問題、中東や朝鮮半島の地政学的リスクが意識されるなか、積極的な取引は控えられた印象です。
終値を挟んで終日もみ合いの展開でしたが、引け前に下げが加速してダウは39.73ドル安(-0.16%)と小幅に続落して終了。
S&P500は0.01%安とわずかながら4日続落。
しかし、ハイテク株主体のナスダック総合は0.21%高と4日ぶりに反発しました。
さて、昨日のブログ記事「2525の待ってた下げ方とは違うからあまり期待してません」でも言いましたが、
昨日は値幅のある下げを演じましたが、商い的にも盛り上がってジリジリと下げる展開にならないとやはり駄目ですね。
夜間で一時22000円割れの水準まで仕掛けられたものの、そこから更に掘る事もなく、やっぱり戻ってきてます。
昨日の東京時間の下げは中東情勢がナンチャラとか言ってましたが、やはり(現段階で)そんなに心配する事でもなく、ただ下げた理由のこじつけに過ぎなかったようです。
ただ、NY市場ですが、やはりダウの燃料切れの様子を隠せませんね。
戻すと思われた場面でも+20ドル程度で上値がガチガチになり、挙げ句の果てには引け前に50ドル程売られて引け味まで悪くなって、チャート的には「天井風味」となってきました。
ただ、ここまでのトランプラリー2.0の展開から考えると、現在ダウは戻り切れてはいませんが、押し目のの可能性もまだ残しているので売り方は油断できません。
このような事を考えながら本日の日経を考えると、個人を舐め腐ったヘッジファンドは、22500円に戻るようなリバウンドの動きをして22500円以上に再び定着か?と思わせておいてからの落下を演じるのでは?と予想しています。
昨晩22000円割れ危機から現在300円ほどリバウンドしてますから、このままの勢いで22500円を回復して定着しそうな雰囲気ですが、それが罠だと思います。
またアメリカの「税制改革」により、今年一杯の個人投資家の利益確定売りは全く期待できませんが、
年末までのキッカケ一発で「我先に」と利益確定の動きをしだすのもヤンキー達の特徴でもありますから、12月限はもう駄目ですが、明日MSQを迎えた後の3月限の動きに期待して行こうと思います。
チャートの形的にはダウも日経もキッカケ一発で激しい下落を演じるポテンシャルを持ってますからね。