昨晩のNY市場は上昇、IMFが世界経済成長見通しを引き上げたことが好感された事や、
昨日あれだけ注目された朝鮮労働党創建記念日を迎えた北朝鮮に何も動きがなかったことが安心感に繋がり、3市場共に上昇しています。
さて、トランプ大統領が来月、韓国入りして板門店を視察するとのことで、一時的に指数や為替が「ポキッ」と押す場面がありましたが、
逆に言えば、これにより、それまでは北朝鮮がこれ以上レベルを上げた挑発行為をしない限りアメリカの軍事行動はないと言う事になりますから、
この報道が出た時にはリスクオフ気味に売られましたが、よく考えると「短期的」にはリスクオンと言うことで再度買われたと言う事なんでしょうか。
しかし、それにしては債券が買われましたし、ドル円↓、金↑の流れがそんなに変わらないあたり、相場を動かしてる投資主体は何か情報でも入手してるのかと勘ぐってしまいます。
結局昨日も北朝鮮が何も行動を起こさなかった事で相場に「栄養」を与えた形になっており、
2525の撤退ラインである、「NYダウ23000以上かつ、日経20750円以上」の状態にまた一つ近づいた格好になったので、
売り方にとって厳しい状況に全く変化がみられないと言う何とも厳しい状況です。
この状況で何か下げるネタがあるのかと言う話になりますが、本日FOMC議事録が発表されますが、それくらいでしょうか、
12月利上げ確実のような文言が出れば、いつもの一旦出尽くし感からNY市場は結局下げるかと思いますが、それくらいです。
と言う事で、北朝鮮ネタもしばらく何もなさそうですし、9回ツーアウトの状況に何も変化はありませんが、
事前に決めていた撤退ラインですから、我慢すると言う感じではなく、「ただその時を待つ」と感覚で相場の成り行きを牛に乗って見守りたいと思います。