本日前場の日経は軟調、予想通りMSQを通過してしまったら日経やドル円にあった支えが消えてしまって
日経はレンジ下限の19250付近まで落下してきています。
さて、Twitterでも言いましたが、トランプ大統領の以下の声明が話題となってますが、
トランプ氏、対北軍事行動回避の意向表明 https://t.co/IjiZR3Y1tZ pic.twitter.com/PKM3c2r8vL
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2017年9月7日
これをこのまま受け取って「戦争はしないんだ」と結論づけてる方が大勢いらっしゃいますが、それは違うと2525は思います。
「軍事行動が第一優先」ではない、と念押しで言ってるだけで、後に控える軍事行動への序章に過ぎないと考えます。
アメリカとしては「何度も何度も言いましたよね?」と言う状況証拠、既成事実が欲しいだけで、軍事行動を絶対しませんなんて言ってません。
またアメリカは国内でハリケーンがあろうがなんだろうが、
具体的に銃口をつきつけられて脅された時に「分かりました」と言って大人しく言うことを聞く国ではありません。
そこが決定的に日本とアメリカが違う所で、日本人には理解しがたいところですが事実です。
で、私達投資家がすべき事は「戦争があるのかないのか」を議論することではなく、
キューバ危機の動きから学んで核保有国同士の衝突と言うのは、
世界が震撼するような具体的な軍事行動が繰り広げられないと終わるにも終わらないと言うことを理解する事だと思います。
それを考えると、これから北朝鮮とアメリカは実際に戦争をしないにしても、
戦争をしないなりの儀式というか「震撼するような具体的な軍事行動」がないと終わるにも終わらないんです。
と言うことはこの先「震撼するような具体的な軍事行動」があることを睨んでロング中心のポジションの組み立ては一旦やめて
戻り売りメインのポジション構築で自身の資産を守っていきましょうと言いたいわけです。
戦争をするのかしないのか、そんな事を真剣に投資家の間で考えても1円も儲かりません。
今後状況は悪くなると睨んでどのようなポジション、トレードスタイルで相場に挑むのか考えるのが大事だと思います。
また、ちなみに何度も言いますが、NY市場はそもそも大調整のサイクルに入っており、北朝鮮動向を除いても暴落の危険は常にあることを忘れないようにして下さい。