昨晩のNYの市場はイエレン議長の講演を境に急に雲行きが怪しくなり、
ダウ、NASDAQ共に大きく値を下げ、しかも安値引けで終わっています。
昨日のNY市場の展開を見ててどうでしたでしょうか?
「ヘッジファンドはイエレン議長の揚げ足取りを企んでると考えます」でも言いましたが、
ヘッジファンドは昔のようにイエレンの講演でNYを買い上げると言うのをやめて、今後は売り仕掛けに使ってくると考えています。
そして皆さんから「イエレンで売り仕掛けとかないよ」とご意見を頂いてましたが、昨日の結果はご存知の通りの大幅安です。
NY市場がイエレンの発言に下げで反応するようになったと言うのはやはり、相場を動かしてるヘッジファンド達は売りを強めてる証拠で、
しかし下げの速度が思ったよりも遅いのは、売りが溜まってるからで、ジリジリとしか下がらない為だと思われます。
そして、2525の相場観的には何度も言いますが、NY市場は調整のサイクルに入ってしまったと考えますが、
やっかいなのは円安の影響で日経は非常に底堅い推移をしています。
このNY市場の下げと円安の綱引きはたまにあるわけですが、その多くは結局はNY市場の落下に引っ張れますから、
ショート勢の皆さんは円安のパワーで支えてられるのも時間の問題と言うことで、
マッタリとNY市場の下げに敏感に反応しだすのを待てば良いだけだと思います。
昨晩ドラギ総裁も金融緩和の縮小を示唆していましたし、欧米でテーパリングが話題になってきました、
この環境で世界的に上げ上げムードは無理です。
先程も言ったように日経は円安の影響で一時的に強いでしょうが、欧米株の下落に必ず巻き込まれて
何故か後からどの市場よりも大きく下げるのは毎度の事で目に見えてます。
ここは握力勝負と言うことで手持ちのショートポジション、昨晩追加したショートポジションと共にしっかりホールドしたいと思います。