昨晩は東京時間によく分からない円買いが出てたので、
NY時間でもドル円の全戻しに期待していましたが、全戻しにはならず反落しました。
昨晩のドル円を見て改めて思ったのですが、
結局、好指標、悪指標の悪指標だけに過敏に反応して米長期債の利回りが低下する方向になってしまいます。
これは3月に米韓合同演習が始まったくらいからジリジリと始まった現象に似ており、
3月、4月とドル円の上値が一貫して重かった理由が籠池問題ではなく、
結局北朝鮮の動向を気にしてリスク回避をされていたと言うことが思い出されますから、
今度発表されるFOMCの結果がどうのと言うよりも、
6の利上げほぼ確実となってるのに米長期債の利回りが何かあれば低下する現象、
これは再びの北朝鮮問題とロシアゲート問題(コミー前FBI長官の公聴会等)これらが絡み合って
ボディーブローのようにリスク回避をされて起きてる現象だと思います。
昨日、ドル円は全戻しが出来る展開だったのに、それが出来ずに
2525が固いと感じていた110.80辺りを割り込んできた時点で3月、4月に感じた底なし沼の感じを思い出します。
また、米長期債の利回りが低下がする中でもNY市場は堅調で、下げても少ししか下げない「危機の崖登りモード」のため
日経はNYが上げても鈍感に反応、NYが下げたら敏感に反応と言うロングポジションのホールドに不利な地合いになってしまってます。
ですから、昨日から申しておりますように、
もし今週日経の週足が陽線にならないような展開になりそうな場合はMSQを待たずに精算していきたいと考えております。
とにかく今週日経が週足陰線になったらその後の展開が非常に怖いと感じるからです。