7月31日の日経平均は小幅反発。
前日の冴えないNY市場の結果から前場は米国株安への警戒が強まって、下落スタートから下げ幅を拡大し、200円近く下げる場面もありました。
しかし、下げた所ではファストリやファナックなど値がさ株に買いが入って、急速に値を戻したのに続き、
後場に日銀金融政策決定会合の結果が「現状維持」と発表され、更に金融緩和継続のための枠組み強化策などを発表したことでプラス転換から上げ幅を3桁に広げましたが、
その枠組強化策自体は事前に報道されていたものが多く、買いは続かず失速しましたが、小幅ながらプラスで大引けを迎えています。
さて、本日の日経は」ほぼ「日銀金融政策決定会合」で相場にネガティブな事が示されないか、この一点だったと思いますが、
事前に日銀に関して様々な観測が飛び交ったことで、実際に出てきた内容に関してはおおむね織り込み済みだったようで、売り買い引き分けと言った感じでしょうか。
普通に考えれば日経の足を何かと引っ張っていた日銀金融政策決定会合の結果が出て、黒田総裁の会見も通過したので、日経は再び上がりやすい地合いに変化しても良いのですが、やはり気になるのはNY市場の変調ですよね。
何度も言いますように、本日発表されるアップルの決算発表を受けてNASDAQが反発していくとの見方が多いようですが、
どうも先日NASDAQの妙な足を演じてからと言うもの、NY市場が急に変調していますので、日経は日銀金融政策決定会合でアク抜けしたものの、今度はNY市場の変調に引っ張られてしまうのではと考えています。
今現在はNASDAQが下げているものの、ダウは先日から言ってますように、24000ドルくらいまでの調整、
すなわち-1300ドルくらいの調整が一気に起こってもおかしくないと考えており、ドル円次第ではありますが、日経もまた22000円を割り込んで再び21500円あたりにチャレンジしてくると考えています。
ただ、以前も申しましたように、次のNYダウの大幅下落のタイミングがドテンのタイミングと考えておりますので、下げた時のネタ次第ではありますが、
その時は久しぶりに日経先物のロングスイングを開始してみようと考えています。