2月14日の日経平均は3日続落、
寄り付きこそ買い先行だったものの、円高進行を嫌気して下げに転じた。
ドル円が106円台に突入した事から後場は荒れ相場となり、
お昼の謎下げから下げ拡大で21000円を割り込むものの、切り返して急速に値を戻してプラス圏まで浮上。
しかし戻り売りに押されて再び下げ幅を広げ、引けにかけては軟調に推移しました。
さて、本日は200日線を割るか割られるかの攻防の最中に「火柱おまる」が現れたようです。
東京市場はこれがあるから難易度激高で、勢いに乗って売っていこうとしても焼かれる原因でもあります。
しかし、皆さん知っての通り、これをやるから日本株だけなかなか底打ちが来ない元になっていることも忘れてはいけません。
冷静に振り返って見ると、NY市場を中心に他市場が落ち着きつつある中で、東京市場だけ一段安。
他のアジア市場が堅調に推移する中で日経平均だけ後場にパニック的な動きとなり、一時21000円を割り込んでます。
ここ最近連日のように3桁上昇となる場面がありながらの下げ転ですから、センチメントが非常に悪いです。
ドル円は現在の所、底値からリバウンドはしていますが、昨年9月の安値を下回っており、一段の円高が警戒される局面。
東京市場でこんな為替の動きを演じられては、何か大きく円安に切り返してくる動きにならないと、以前のような狂った日本株の上昇と言う展開は期待しづらいです。
じゃぁ、ドル高になって相対的に円安になればいいと言うわけでもなく、
そうなってしまえば(ドル高)、今度はNY市場の上値を抑える要因になってしまいますから、
これはこれで世界の株式市場の不安定を招く結果となり、結果として円安を望んでも日本株には回り回ってよくないと言う状況。
ここ最近、何度も2525が言ってたように、日本株だけ他市場と事情が異なってきており、
過去もそうでしたが、一度この泥沼にハマるとなかなか抜け出せないのが我らが日経であります。
個人的には本日の「火柱おまる」のタイミングは凄く嫌なタイミングで現れて、そしてその軌道もいやらしいものとなりましたが、
「結果的に安値を更新し続けている」と言う事象を大事にして、
大引けに利益確定を一部実行しようか凄く悩みましたが、しておりません。
ドル円も戻してはいますが、まだまだ戻り売りのポイントの範疇ですからね。
まぁ、本日これだけの動きを東京市場で演じると言うことは、
皆さんご存知の通り、今晩発表される米1月消費者物価指数(CPI)、米1月小売売上高速報などの経済指標でかなり動きが出ると言うことで、その結果次第ではどうにでも動きますから、ここはまだ決め打ちせずに結果を見守りたいところです。