12月12日のNY市場はダウが特に堅調、通信株や金融株が再び買われてダウとS&P500が3日連続で史上最高値を更新、
しかし、ハイテク株が全体的に軟調となり、NASDAQが小反落となってます。
ダウは金利上昇を好感したゴールドマン・サックスが3.02%高、増配やアナリストの目標株価引き上げが好感されたボーイングが2.39%高となり、2銘柄でダウ平均を約99ドル押し上げてます。
ただボーイングのダウ寄与度が8.1%を超えて、ユニクロの日経に対する寄与度の2倍近い事になってるのが若干怖い状態になってきました。
本日はFOMCとイエレン会見のある日となりました。
ダウは一時期結構な日足の上髭で天井を思わせましたが、以下の過去記事のようにどうせ重要指標前にはあらゆる動きはハメコミだろうと様子を見てたら案の定、昨晩アホみたいに超えてきました。
ここ最近はイベントの事前の織り込み度が強く、「もしかしたら」がありません。
あったとしてもここまでほぼ上げるための罠になってる地球にやさしい相場となってます。
ダウの日足を見ても一時は長い上髭で天井かもと思わせる場面もありましたが、
現在の形を見てみると12/4の高値の髭に挑む形になっています。
待ち構えるのはFOMCの利上げですが、先程も言いましたように事前の折込度が強く、
下げる雰囲気もなく、チャート上の形は上昇機運モリモリです。
まぁこれがあるから、今までの定石が全く通じない相場になって「ロングをガチホしてればいい」と言われる所以でもあります。
さて、今晩のFOMC、ここ最近の傾向は予定通りであっても相場にボラがあるので動く事の多く、
FOMC前に動くとイエレンの会見で激戻しする事が多く、今晩も(個人を舐め腐ったヘッジファンドのし掛けで)実際そうなるかも知れません。
逆にFOMC前に上げてイエレン会見で下げると言うパターンはとても少ないので、確率的には圧倒的に、FOMC前に下げてイエレン会見で上げると言うパターンでしょう。
ここで大事なのは、我らが日経、ここ最近23000円手前でわざとらしくモミモミして失速し、ダウとの距離が離れてしまったので(1500ドル以上)、
FOMCを境に一気に距離を縮めてくるような上げを仕掛けてくることを念頭においておかないといけないタイミングだと思いますから、現在の相場状況では売りのスイングをまだ入れる事が出来ません。
何度もいますが、北朝鮮の事さえなければロングのスイングに割り切って入るタイミングだとは思いますが、私はしません、したい方はどうぞと言う感じです。
ただ、感覚的な事なのですが、ダウの動きを見てるとこれまでの相場には殆どあった「翌日以降の動きを気にする」と言ったような動きが全くなく、そして「気にもしてない」と言う感じで、その日暮らしの感じを受けます。
このようなイメージをダウから受ける時ってそんなになく、あったとしたら、その後結構な下落を演じる事が多かったので、ダウの動き的には突然1000ドル超の調整が始まっても不思議ではないのですが、
今晩に限っては重要指標で落下と言う現象が今のNYの市場には考えにくいので、そうは思って(ダウに調整の予感)もまだ売りは大人しくして、様子見のスタンスを貫きたいと思います。