11月19日の日経平均は3日ぶり反発。
APEC首脳会談で米中の対立が意識されたことなどもあり、スタート時やや弱めの展開となったものの、先週叩き売られたハイテク株が買い戻されて、すぐに上げ幅を3桁に広げました。
ただ、米金利の低下で銀行株が大きく売られたこともあって、買い一巡後は伸び悩み、前場を75円高(21755円)で終えると、後場もプラス圏でのもみ合いが長く続きました。
しかし、先週から外国人投資家が買い越しに転換していたマザーズ指数が一段高となるなど、過度な警戒感がなくなり、140円高の21821円とほぼ高値圏で取引を終えています。
東証1部の売買代金は概算で2兆1300億円で若干商いが細っています。
本日の日経は140円高(21821円)と3桁上昇で終え、先週エヌビディアの時間外の大幅下落を嫌気して下げた16日で、その日が123円安ですから、この日の下げ分を埋めた格好となってます。
また、ここ最近ギリギリの展開ながら、なかなか超えてこれなかった5日線、これを本日現物終値で抜いてきたこと、これはかなりリバウンドが期待出来るのではと考えています。
何せ、金曜日のナイトセッションを見てた方は分かると思いますが、21500円をやや勢いよく割れて、『ああ、もう駄目だ』的、「セイジャスティス」的な展開から週末明け一転、この展開ですからね、
そして売り方には毎年仏滅のような感謝祭と言うものが控えてますし、もしかしたらイケるんじゃね?と言う感じがしないでしょうか?
とは言ってもまだまだレンジの中ですから、『レンジ内の動きだから(キリッ)』と言う誰にでも分かる反論を頂きそうですが、
やはり、下記のようにツイートしたように『誰にでも分かるリスク相場』でそのままショートで取ると言うのは、このトランプ相場ではかなり難易度の高いことでありますから、売りにはかなり注意が必要です。
・誰でも見れば分かるイタリア、イギリス、中国のリスク大三元
・ペンス米副大統領の不気味な演説
・21800円から上に鉄板でもあるかのような重さで、売れば何とかなる感
・とにかくお前ら悲観と、『誰でも』売りたくなる要素でショートして、このトランプ相場で結果を出すのは難しい。
— Manager2525 (@newjk225) 2018年11月19日
常識で考えれば、APECで首脳宣言が見送られるほど米中の対決色が強まる一方で、トランプ大統領からは中国に対して追加の制裁関税を課さない可能性が示されるなど、不安と期待が入り交じる状況で、
月末のG20、米中会談までは双方の駆け引きもありそうで、今週はどちらか一方向に大きく傾く流れにはなりづらいのではないかと考えるのが普通でしょうが、
2525は誰もがそう考えるこのリスクオフムンムンの環境の中でこそ、トランプ相場で何度も出現した「危機の崖登り」が発生するのではと考え、本日それが始まったばかりだと考えております。
日経は早めに22000円台を回復できるかが注目され、上には25日線(22012円、11/19時点)も位置していて、本日のNSと明日の日中はとても大事な展開になりそうで見逃してはいけません。
と言うことで、2525は非難轟々、ロングはありえないとの声の中、『危機の崖登り』発生と見てナイトでもロングを積みまして勝負してます。