9月25日のNY株式相場は高安まちまちとなりました。
3指数ともに上昇していたものの、トランプ米大統領の発言などを受けて貿易摩擦問題の長期化が懸念されたのか、
次第に売りが優勢となり、ダウは朝方に72ドル高まで上昇しましたが、69.84ドル安(-0.26%)と続落して終了。
S&P500も0.13%安と小幅に3日続落、一方、NASDAQは0.18%高と小幅に続伸してます。
さて、昨晩は翌日にFOMCの結果公表を控え様子見姿勢が強まる中で、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表がカナダとのNAFTA再交渉について不満を示し「カナダに残された時間は少ない」と発言したほか、
トランプ米大統領が国連総会の演説で「貿易不均衡は容認できない」などと発言したことで貿易摩擦の長期化懸念が高まり、
NY市場はやや軟調だったものの、我らが日経は以前より指摘していた「配当の再投資」とか言う期間中だからなのか、
全く気にせずにナイトセッションで上げています。
まずは本日「配当落ち日」と言うことで、各時間足のチャートの確認をしてみましょう。
毎度のことなのですが、相場が強い時、または意味不明に強い時と言うのは、即日「配当落ち」分を埋めるような動きをするもので、
そこにテクニカルとか理屈とかあまり関係ないような動きをします。
「配当が落ちて下げた、だからその分を埋める」と言った、売り方からすれば無慈悲な機械的な動きと言った感じでしょうか。
また、凄く大事な事なのですが、この相場、以前から申していますように、NY市場に大天井がくるのであれば、相場を引っ張ってきた銘柄、
つまり、AppleやAmazonと言った銘柄から落下していくと考えています。
ここ最近、AppleやAmazonと言った銘柄は不安な形で下落していましたので、
2525はかなり警戒していて、それが原因で一時的にショートに振っていましたが、
ダウがヨコヨコで時間を使って過熱を冷ましてる時に、立ち直ってきて、AppleもAmazonもいい形になってきました。
こうなってくると、ダウと言うのはいつもの事ですが、NASDAQの堅調を材料にアゲアゲを始め、それがかなりしつこい上げであることが多いと思いますから、
中間選挙までの残り時間を考えると、「中間選挙前には一旦大きく調整する」と言ったアノマリーは、今回はないのではと2525は考えます。