5月30日の日経平均は大幅続落。
イタリアの政情不安が意識されて昨晩のNY市場が大きく下げたことから全面安の展開。
寄り付きから300円を超す下落となり、下げ幅拡大で22000円を割り込んだものの、売り一巡後は下げ渋って22000円を意識しての小動きが続きました。
しかし、後場は前場と変わって動きがなく、値幅は60円程と、結局大引けまで膠着した展開となりました。
さて、本日はイタリアの政情不安が影響して前日比で大きくは下げたものの、寄り付きと終値を比べて見ると30円程度しか幅はなく、
売り方の2525としても「イタリアショック」と果たして言えるのかかなり疑問の日足となりました。
過去の動きから考えて、基本的にFOMC近辺では不安定な動きになりやすいので、
イタリアの政情不安をキッカケにポジション調整の一環として、単純に需給要因から短期的に売り圧力が強まった可能性が高いです。
ただしかし、2525の相場観的には最低でもあともう一発下げてから反発と言うイメージしてますので、今現在ナイトセッションにて日中と比べて反発をしておりますが、
NY市場でガラッと雰囲気が悪くなるかもと考えています。
欧州が始まったこの時間は「陰の極」となりやすい時間ですから、ここでサゲサゲしてるよりも、逆にNY市場開始前ややリバウンドしてるくらいがNY時間で掘ったりしますので、
この時間リバウンドしてるから「イタリアショック」は終わったと考えるのは早計だと思います。
また、朝も言いましたように、以下の項目がネガティブ材料として米朝会談前なの炸裂するか分かりませんから、
実際以下の項目が再度飛び出して来た場合の対処も考えておかないといけないのが難しい所。
①沈静化していた米中貿易戦争が再び盛り上がる
②やっぱり米朝会談中止、または延期になる
③イラン核合意問題を巡る状況の悪化
④新興国通貨問題の悪化
2525的には昨日のNY市場が大きく下げたことで当面の方向は下と決まったと思ってますので、戻っても戻り売りを提供するだけで、
売り方としてはここは何もせず、大人しく今晩のNY市場の動きを観察するくらいの気持ちで過ごしてはどうでしょうか。