さて、先週は「火水でリバウンドして木金で下げ、月曜日暴落」と言う相場のパターンを警鐘していました。
金曜日までは、ほぼほぼ読み通りの展開となっており、何度も言ってた「土日に中国からの対米追加関税の発表(しかもエグい内容)」を残すだけとなっていましたが、
結局は対米追加関税の発表もなく、穏やかな月曜日の寄り付きとなりそうです。
考えてみると、今年2月のNY市場の暴落以降、NYダウは下ヒゲが200ドル以上あると全て翌営業日は陽線で終わっています。
と言うことは先週の金曜日、ダウの下ヒゲが200ドル以上ありましたので、本日はその陽線で終わってしまう予定の日でもあります。
と言うことは、東京市場はそれを織り込んで、特に本日中国市場に異変や中国から何か対米追加関税等のアクションがない限り下値を掘るのは、いささか無理がありそうな状況です。
また個人的に見逃せない事として、トランプ大統領が6日、アメリカのラジオのインタビューで「多少の打撃がないと言うつもりはない。これまで大幅に上昇していた株価は少し下落するかもしれない」と述べて、自国経済に悪影響が及ぶ可能性を認めましたが、
この「株価は少し下落するかもしれない」と言ったこと、これは非常に重要な事で、2525の考える相場のパターンと、トランプ流の物事の進め方を考えると、この発言を基に売り迎えと言う意見も当然あるかと思いますが、
ここにきてそれを言うと言うことは、中国との交渉になんらかの落とし所を見据えており、何らかの妥協点が間もなく訪れる事を示唆してるように思えます。
彼がビジネスマンの時代から問題点を自ら曝け出し、争点を一点に集中、意識させて交渉し、(一歩も引かないという態度を見せておいて向こうが歩み寄った所で)一気に解決というやり方は得意でしたから、
どうも物事の流れを見てるとトランプ大統領は何も考えないで破壊したいのではなく、先程もいいましたように「問題点を自ら曝け出し、争点を一点に集中、意識させて交渉し、一歩も引かないという態度を見せておいて向こうが歩み寄った所で一気に解決」と言う手法を間もなく取ってくる気がしてなりません。
そもそも日柄的に売りも目一杯になってきており、相場の転換点がそろそろ近づいている時期でもありますから、米中何らかの妥協点を発表されたら、
皆が(誰が見ても分かる貿易戦争と言うネタで)下向きになりかけてる反動で、かなりの火柱が上がると考えていますから、売りはかなり気をつけないといけなくなってきました。
どうもこの土日に中国からのアクションが何もなかったのが意外であり、土日に何もしてこなかったのはポジティブな何かを控えてるからなのかと勘ぐってしまうのと、
(相場のパターン的に)そもそもの相場の転換点が今週末に訪れるのとを合わせて、売りの撤退準備を開始したいと思います。
ただ、冒頭で言いましたように、「今年2月のNY市場の暴落以降、NYダウは下ヒゲが200ドル以上あると全て翌営業日は陽線で終わっている」と言うアノマリーが否定された時の反動と言うのも捨てきれない一発ではあります。
もしかして、それが今晩起こるかも知れませんしね。
しかしトランプのあの発言は単純に「株価が下落しますよ、仕方ないですよ」ではないと2525は考えますので、残念ですが、そろそろ売りを手仕舞っていきたいと考えていることをご報告しておきます。
もちろんそういう事を考えていると言うことはドテンも考えていると言うことです。
売りを続けるにも日柄の限界と言うものがありますからね。