1月31日の日経平均は6日続落、
NY市場の大幅安を受けて売りが先行したが、早々に下げ渋る動きを見せて前場は小幅安で終えましたが、上では戻り売りに押されて伸び悩む展開。
失速して再びマイナス圏に転じた後は、ドル円が円高に振れたこともあり下げ幅を広げる展開となりました。
さて、本日は株式・為替市場は一般教書演説やFOMCと言ったイベントを事前売りと言う事でやや過剰に折り込みに行って下げてましたので、寄り付きからの上昇は殆どの方が想定していたと思います。
ただ、後場終わり頃の岩田日銀副総裁の発言がヘッドラインで流れると一気に叩き売られる展開となりました。
そもそもこの岩田副総裁と言う方、記憶が正しければ就任前は日銀に対して厳しいご意見をお持ちだった方で、結構言いたい放題言ってたと思います。
そんな岩田副総裁、就任すると+2%インフレターゲットを達成出来なければ辞めると大見得を切って負われましたが、
実際にはご存知の通りインフレターゲットが達成出来なくても辞任もせず、
時々講演でゴニョゴニョ言ってるだけの一体何のためにいらっしゃるのか分からない存在となっていました。
そんな岩田副総裁が大分の講演で講演要旨にないこと、
例えば
「予想したより円高が進んでいる」
「投資家は日銀の政策を十分理解していない」
「日銀がすぐに金利を上げるという見方は誤解」
「私は再任されないと確信している」
などと述べ始めたので、相場を動かしてるAIが日銀内部に一体感がない事からすぐに手を打てないだろうと判断したのか、一気に叩き売りと言う行動で反応してきました。
やはりこれら一連の動きを見ていて思うのは、やはり個人を舐め腐ったヘッジファンドは「日銀はもう何も出来ない」と確信を持って行動してるということで、
彼らは決定的な何かを待っていて、(今は)買い上がりをしないんだなと感じます。
ですから、何度も言いますが、今週の金曜日辺りから手ぐすね引いて待ってるような気がしてなりません。
本日はどうせNYは無慈悲にリバウンドでしょうが、
日経はこのように個人を舐め腐ったヘッジファンドが手ぐすね引いてネガティイブ材料を待ってると考えますので、
相場のリズム的を考えれば仮想通貨と共に週末金曜日辺りからが一番危ういと感じると言う事に変化はありません。
ショートを強く握って事の成り行きを見守りたいと思います。