12月14日の日経平均は3日続落、
FOMC後の円高進行を嫌気して軟調な展開で、ここ最近頑張っていた金融株が一転して売りに押された。
後場は日銀のETF買いを期待した買いがあったのか後場開始曹操にプラス圏に再浮上する動きも見せたが、
前日比プラスまで戻したところでは大型株への売り圧力が強まり、下げ幅を3桁に広げる場面もあり、終始軟調な展開となりました。
さて、本日の日経は終始軟調な展開でした。
FOMCを受けて米長期金利は低下し、ここ最近強い動きをしていた金融株が軒並み売られる展開。
事前予想通りに利上げは実施され、ドットチャートからも来年の利上げ回数の見通しも据え置かれ、いわゆる「材料出尽くし」の状態になったので、
本日の勢いそのまま金利の低下とドル安・円高が進むことはないと考えますが、
逆に日本株にポジティブば円安が急速に進行する状況が発生するのも(材料が何もないので)しばらく期待しづらい。
そんな感じでドル円はFOMCを通過した事でしばらくはレンジ圏での上げ下げが続くと考えられます。
先日までの展開を見てると「金融株」の上昇が23000円突破の機動力になると考えられもしたが、FOMC後の実際の相場の流れを見てると逆に金融株が軟調になった事で上値突破も新たなシナリオが発生するまではかなり難しいだろうなと感じました。
こうなると、上値を試すには金利が下がった事でアメリカのハイテク株が復活して日本のハイテク株にも買いが入る展開が一番思いつく事だと思いますが、
この先は市場参加者が年末に向けてどんどんの減少する中、やっぱり高値警戒感のあるハイテク株を積極的に買うかな?と言う思いが強くなります。
こうなってくると何かアクシデント的な事が起きない限り、方向感の出ない相場環境になるのは必然で、今晩NY市場に上でも下でもいいから何らかの動きが出ないと、しばらくスイングでのショートを入れるチャンスがないと思われます。
ただ、本日後場に日銀が来てたのにしばらくダダ下がりだった事は少し気になる動きですが、
引け前にピョコンと上げてますから、「日銀が来てたのに終日ジリジリ下げる展開」ではない為、2525が待ってる「明らかな市場の変」化には入りませんね。
とにかく以前から言ってますように、市場参加者が減ってきてる状況ですから、市場に明らかな変化が到来するまでは大人しく様子見と貫きます。