12月14日のNY市場は下落、昨日のFOMCで今後緩やかなペースで利上げする事が示されてNY市場に安心感が広がるなか、朝方発表された経済指標が上振れしていた為、主要3指数がそろって上昇してスタートしたが、
共和党上院の一部議員が税制改革法案に反対すると伝えられてから、税制改革実現への懸念が高まり、ダウは一時87ドル高まで上昇し3日連続で取引時間中の史上最高値を更新したのに反落して76.77ドル安で大引けを迎えました。
さて、ガクッとはいかないものの、NY市場が妙な折れ方をしてます。
ナイトセッションで25日線付近まで下げてきてますが、今後上昇していくなら現在の位置は「良い押し目の位置」、
NY市場が利上げ(決定済)や税制改革可決で天井になると読むなら「先取り売りの位置」となります。
時系列で考えると税制改革はクリスマス前に「クリスマスプレゼント」としてトランプがサインして決まる予定、
と言うことは来週には「税制改革」は完全に決着を迎えるはずです。
と言うことは現在のトランプラリーの出発点と言うか、原点、原動力は「税制改革」でありましたから、
「税制改革」が可決でNY市場は「事実売り」が高確率で発生する相場展開になってきました。
ここまであまりに強いものですから、事実売りすら起こらないアホ相場と下げは若干諦めていましたが、ここにきて「先取りの売り」っぽいものが出てきてるのを見ると、「税制改革」可決で瞬間上げても事実売りが襲ってくるのではと考えます。
クリスマス前と言うことで市場参加者も少ないのですが、FOMCと税制改革の2大イベント通過と言うことで予想してなかった値幅での調整がNY市場中心に起きてもおかしくありません。
振り返ると、東京市場がNY市場より先に軟調になってNY市場が後追いの形ですから、個人を舐め腐ったヘッジファンドも、まぁまぁ事実売りを警戒してるんだと感じます。
と言うことで、(明らかではないものの)やっと市場に変化の兆しが出てきましたから、お待ちかねのジャスティスを一気にではなく、少しづつ再開していきたいと思います。