本日の日経はFOMCを受けての2日目、そして週末と言うことで、
特に買い上がる材料もなく利益確定優勢の雰囲気の中、北朝鮮が太平洋で水爆実験をするとの報道から一気に売りに傾いて終了しました。
さて、本日は前場途中、北朝鮮報道があった影響で下げたものの、日経は20250円以下にはならず、
先日のミサイル相場で19000円に接近してた事を思えば、まだまだ非常に強い相場を維持してると言えます。
やはり北朝鮮動向はある程度市場は織り込んでしまった感じで、具体的な軍事行動なりがなければ
その瞬間は市場がびっくりして下げる場面はあると思いますが、それをキッカケに以前のような暴落はもう起こらないいようです。
ただ、本日「太平洋で水爆実験をする」と北朝鮮が口にした以上、なんらかの具体的な行動なりを必ずしてくると思いますので、
それにアメリカがどう反応するのか?これが誰にも分らない為、あえてそんな環境の日本株を選択して外国人が継続して買ってくるかと言えばかなり疑問です。
そもそもここまで急速にリバウンドした背景には、「北朝鮮有事がくすぶる中、日本政府がわざわざ選挙をするということは、(アメリカが軍事行動をしないと確認が取れたので)これ以上北朝鮮動向はないんだな、よし買うか」と言う思惑もかなりあったと思います。
まぁ政府保有の郵政株の放出する上で今までもそうだったように、謎のイカサマ買い支えも当然あったと思いますが、そういう買い要因がうまくドッキングして偶然作り上げたのが今回の急速なリバウンド相場だったと思います。
このように、ここまでの急速なリバウンド相場は様々な出来事の良い部分だけを見て、悪材料は無視して上げてきたものですから、
実際に軍事行動が起きてしまうと、北朝鮮動向はこれ以上悪化しないとの結論で上げてきた影響から、緊迫の度合いにもよりますが、
また先のミサイル相場のような暴落が一晩で起こりうると考えています。
何度も言いますが、キューバ危機の時と同様、核兵器を持った2つの国がぶつかり合う時には結局ギリギリの所までいかないとお互いに引き際が噛み合わないと思います。
戦争があるかないかそれは分かりませんが、そう言った北朝鮮とアメリカのキューバ危機のようなギリギリの駆け引きは間違いなく起こると思いますから、
その時日経は梯子を外されたような落下を演じると思いますので、北朝鮮有事はこれ以上何もないと安易に判断してろくにヘッジもしないでロングを満額持ち越すといった事はしない方がいいと2525は考えます。
毎日言ってますが、損はしても一発さえ避ける事が出来ればやり直しは出来ますから。
また一発と言えばやはりNY市場です。
今のNY市場の水準が適正であるかないのか意見が真っ二つに分かれていますが、2525は明らかに割高だと思います。
トランプラリーの第一弾は割高とかそんなの考えずにひたすらロング放置でOKでした。
しかし今第二のトランプラリーともいえる連騰が日々起きてますが、もうトランプラリー第一弾の時にポジティブな事は大方織り込んでいますので、
ここから税制改革がうまく行ったり、ハリケーンで先送りされた債務上限問題が素直に解決されないと、
ポジティブ部分をかなり織り込んでの今の状況なだけにうまく事が進まなかった時の反動は大きいと考えます。
また、今はほとんど影響の出ていない「バランスシートの縮小を開始」と言う出来事が2525はどうしても何事もなく穏便に通過するイベントには思えません。
今は何もないにしても必ずこれをネタに市場が下げる時が結構近づいてると感じますし、
実際に市場は決定的な悪材料が出てくるのを待ってるような気がします、NY市場は自身の悪材料でないと本当の調整とかしませんから。
まぁ来週から始まる「税制改革問題」、2525はうまくいかないと考えてますので、ここら辺から徐々にNY市場の雰囲気も再度不安定なものになってくると考えています。
何度も言いますが結局は「あくまでNY市場のネガティブ材料待ち」になります。
とりあえずは今晩のNY市場、まさか北朝鮮の水爆実験発言に反応はしないと思いますが、どんな反応を結局するのか興味がありますので見守りましょう。