8月9日の日経平均は続落。
米中貿易摩擦の激化が懸念されたのか、下落スタートから早々に下げ幅を3桁に広げました。
しかし、22500円を割り込んだことではいつものように《謎の》押し目買いが入り、前場は60円安で終えました。
後場は上海市場が堅調に推移してる事からなのか、円安進行も受けてプラス圏に浮上しましたが、SQと日米通商協議と言う重要イベントを前に上値は重く、
引け間際には売り直されて45円安と小幅安、東証1部の売買代金は概算で2兆1800億円でした。
さて、本日は昨日、日米通商協議の前だと言うのに売り方を焼くような動きを演じ、
22800円を抜けようとしたところで梯子を外し、多数の犠牲者を出した翌営業日でしたので動きが注目されていました。
実際はやはり展開が昨日とは逆で、前半にいかにもな圧力で掘り込んだところから反転してまた戻ってくると言う昨日とは方向が異なるものの、
なんだかよく似てる展開を演じてくれました。
やはり何度も言いますように、日米通商協議を前に個人を舐め腐ったヘッジファンドが軽く「買い両面を焼いた」と言うことなんでしょう。
本日発表された投資主体別売買状況をみても、8月第1週は売り越しに転じており、日米通商協議を前に利益確定売りをされ始めてることが分かります。
と言うことは、恐らく今週も商いは薄いものの、引き続き海外投資家は日米通商協議を前に《取り敢えず》売り越しに転じてるはずで、そりゃ上値が重いはずです。
また、皆さんお忘れの方が多いと思うのですが、米財務省が為替報告書で繰り返し割安とみなしてきた日本円、
今回の日米通商協議で何も指摘を受けないってのは(プロレス的に解決がこの先あるとしても)中国やEUへの交渉過程を見てると、ないのではないかと思います。
安倍総理と仲良しだろうとなんだろうと、それはそれと言うことで物申してくると思うんですけどねぇ。
また市場は日米通商協議に注目していますが、
2525の相場観的には市場の注目が日米通商協議に向いてる時にしれっとAppleを中心としてNY市場に調整が始まると考えていますので、
日米通商協議でよっぽどポジティブな内容でない限り、NY市場の調整にSQ通過後の日経は巻き込まれるのではないかと考えています。
そういった事を総合的に考えると結局ショートを精算する理由もなく、引き続きホールドしていきます。