4月10日の日経平均は続伸。
昨晩のNYの市場の影響を受けて小幅安スタートから中国の習国家主席の講演内容を好感して反転、前場で大幅高となり21900円台に乗せました。
ただ、後場は上昇加速とはならず、利益確定売りでも出たのか、伸び悩む展開でしたが、引け前には再び買いが入りましたが、前場の高値を抜くまでには至らず大引けを迎えました。
さて、本日の東京市場は習近平の講演待ちと言うことで途中まで様子見でしたが、「博鰲アジアフォーラム」での基調講演で、金融分野と自動車分野の外資規制を大幅に緩和すると発表したことが伝えられてから様子が一変しました。
昨晩NY市場と言うかAIはFBIの捜査の件も合わさって、習主席の講演内容に過度に警戒した売りを終盤演じていましたが、結果的にトランプ米大統領に対して大人の対応をしたことが好感され、アジア時間でドル円が107円台を回復し、昨日のNY市場が開場する前のリスクオフの空気が戻ってきてます。
と言うことで、NY市場も一旦は買い戻しの動きが強まりそうですが、やはり昨日の取引終盤にFBIがトランプ大統領の個人弁護士事務所を捜査したと伝えられた件はが引き続き懸念材料となりますし、
シリアをめぐる中東の地政学リスクは今のロシアを取り巻く環境がピリピリしてるだけに、一発性を秘めていて、これまでのシリア情勢と緊張感が異なることから、手放しで昨日の高値を抜いていけるのか、まだ疑わしい状態です。
また、FacebookのザッカーバーグCEOの公聴会での証言が予定されており、フェイスブックほかFAANG株の動向が注目されたりと、
2525が言ってる「今週末から来週はじめに訪れる相場の転換点」では、何度も言ってますように、不思議と誰もが大丈夫だと思っている状態から、例えば昨晩のFBIのトランプ個人事務所の捜査等、突然ガクッと下がるアクシデント的な事が多々起こったりしますから、
そういった過去の経験を踏まえて、まだまだ分かりませんから、手持ちのショートポジションは週末にかけて、ここから少しづつ精算していきたいと思います。
結果から見ると、本日は21500円付近でポジション整理するのが正解だったのでしょうが、分かる人には分かる本日は上にも下にもまさに紙一重の展開でしたから、個人的には朝言ってましたように「ポジション整理は一旦お休み」と言うもの仕方ありませんでした、まぁこれも相場です。
と言うことでドテン買いをするなら、(無理かも知れませんが)今週中にどこかでガクッと下げた所でいきたいですね、まだまだ下の目は生きてますし、彼らもフェイクニュースを交えて仕掛けてくるでしょうから。
また、本日、習主席の講演内容を好感して上げていますが、夜になって突然追加関税とか言い出しかねないのも今の中国でありますから、まだまだガクッの目は生きてることを忘れてはいけないと思います。
ツイッター古参の投資クラスタの多くの面々がまだ「暴落注意!」や「戻り売り!」と言ってる中、今週末から来週にかけて「相場の転換点」つまり、現状ではトレンドが上に回帰してしまうとピンポイントで指摘してポジションチェンジ中である孤高の相場師「2525の相場観」をお見逃しなきように。