2月16日のNY市場はまちまち、
強い経済指標などを背景に主要3指数は続伸をしたものの、
モラー米特別検察官がロシアの個人や企業を訴追したことで上昇幅を縮小しました。
ダウは一時232ドル高(+0.92%)まで上昇後、19.01ドル高(+0.08%)で終了。
S&P500も0.04%高とわずかに上昇して終了し、ともに6日続伸。
一方、ナスダックは0.23%安と下落して終了で6日ぶりの反落となってます。
さて、NY市場はロシアゲート問題で終盤軟調だった事や、多少リバウンドしたものの円高基調は変わらないにも関わらず、
我らが日経平均はナイトセッションで、そんなの関係なしにまたまた上昇しています。
昨日も言いましたように、現在皆がなかなかロングに切り替えられない理由として「強烈な円高基調」が挙げられますが、
それは去年、北朝鮮問題で皆がなかなかロングに切り替えられなかった事に凄く状況が似ています。
皆の本当に大丈夫なのか?と言う思いとは裏腹に毎日毎日、主にナイトセッションで無慈悲な「上げアルゴ」で焼かれていったあの辛い思い出でのあるアレです。
今回も2525の相場観から導き出される日柄的、展開的に結構重要だった21800円を抜いてきた事もあり、
これで、22000円を抜けて定着してしまえば、(去年の展開から学んだのなら)売りは総撤退した方が身のためだと言うことになります。
ただ、NY市場市場がSQ週の前週まで強烈な下落を演じてたのに、SQ週になると急に堅調になったのを見てると、
SQが昨晩無事に通過した事により、(展開的に)再び下値を模索し出すかもしれない思いをどうしても抱いてしまいます。
山高ければ谷深し、で株式相場は大きな下落、そして、今反動で逆が出てるだけで、
そう簡単に「中銀の緩和バブルの崩壊」は終わらないと思います。
これについては先日より、「中銀緩和バブルの崩壊の序章」と言うことで何度も序章と言ってきましたが、
崩壊するにしても、紆余曲折ありの結構息の長いテーマであり、
終わったかと思えばまた復活してきて、復活したのかな? と思えば再び大きく下落と言った事を繰り返していくうちに、
どんどん上値が下がってくるイメージを現在持っています。
2525の相場観的には何度も言いますように、この一連の下落で個人投資家を含め、多くの機関も傷ついてしまいましたので、
去年からの上げ相場の時のような勢いはどうしても出来ないのではないかと考えてる事から、
何事もなかったように24000円に復帰出来るとは考えていません。
むしろ下落第二章がすぐそこに潜んでニヤニヤしてると思いますから、
週明け結局、ショートポジションが総撤退となっても、
この戻りの場面は再び戻り売りが出来るチャンスが十分あるとして、気を抜かずに相場を見続けたいと思います。