12月4日のNY市場は高安まちまち、
上院での「税制改革」の可決を好感してダウは一時300ドル超上昇して史上初の24500ドル台に乗せる場面もありましたが、
その後は上昇幅をジリジリと縮小し、58.46ドル高(+0.24%)の24290.05ドルで終了、ナスダック総合は1.05%安と大幅続落となっています。
さて、昨晩のNY市場は先週の木曜日にも言いましたように、(木曜日に)「売り方焼却祭り」を開催してしまいましたから、このままアゲアゲする燃料自体があるとは思えません。
「税制改革」が燃料だとおっしゃる方もいらっしゃいますが、ここまで「税制改革」が(上院でも)成立するとの前提で、
いいとこ取りをし続けてここまで上げてきてましたので、改めて「税制改革」の成立をもって上げ続けると言うのは難しいと思います。
昨晩の上昇は金曜日の「ロシアゲート」問題で週末もしやと思った向きのショートが踏まれたと言うか、
あの状況では多めにヘッジ売りでも入れておかないといけない空気でしたので、
それが一部誤報だったと言うことで買い戻しをさせられて燃料にされてしまい上昇した、それだけだと思います。
昨晩のNASDAQを見ても分かるように自然体でいけば市場は調整したがっています。
ただ、何かの力で高値維持を続けてるダウがなかなか下げてくれないので色んな所に歪みが出ている感じです。
また我らが日経ですが、MSQの影響なんでしょうが、23000円に行こうとしたら叩き落されています。
23000円を抜けた11月9日はバイクラであり、例外だとして、これだけ22750円から上が重いと言うか、
23000円に近づくと(都合よく)何か下げそうなネタが投下されるのを見てると、
「MSQ23000円以上は困る投資主体」が必死に防衛してると言うよりも、
(MSQ前に)23000円になかなか行けない事に業を煮やした買い方がMSQ前に諦めて利益確定のブン投げをしてくるのでは?と考えてしまします。
実際これだけ大台手前でしつこく阻止された時って、時々ありますからね「ブン投げ」。
今回はやはり半導体株の投げが終わらないと言う不気味さもありますし、NYダウが燃料が切れてしまったと思われる動きをしてるのもありますし、
日経だけがこれらの事を無視して上げると言うイメージが湧きません。
ここはMSQの23000円乗せを諦めた投資主体の動きと相まって、一度22000円を割る動きが高確率であると2525は考えています。
(2525が最近提唱している)仮想通貨の目の覚めるような下落と同様、
株式市場での目の覚めるような下落にも気をつけないといけないと強く確信した火曜日の朝、
いつまでも上がると呑気に考えてる人達が早く気づけばいいなと思います。