昨晩のNYダウは0.42%高と3日続伸し、史上最高値を更新して終了しましたが、NASDAQは1.80%安S&P500も0.08%安と小幅に反落しました。
さて、2525が気にしていた動きと言うのはリスク要因満載のイベントの日、つまり、コミー前FBI長官の証言、英国総選挙、ECB理事会が行われた8日の前にかなりのリスクイベントであるにも関わらずNY市場がそれに見合った事前の調整をしていなかったと言うことです。
2525の相場観的にはこの現象(リスクイベント前に調整をしない)は凄く怖くて、イベント通過で逆に大幅落下が始まる前触れである事が多いと感じます。
そもそも市場ではリスク要因満載の8日があるから「動けない」「積極的に買いが入らない」からヨコヨコ相場になってると言われていました。
しかし、リスク要因満載の8日が通過した昨晩9日のNY市場はリスク要因満載で買いが押さえつけられてたので安心感から買われるかと思いきや、
特にプチバブルの様相だったNASDAQ構成銘柄が一時-2%を超ええる下落を演じていました。
またダウもプラスで終わってはいるものの、時間足の形を見てもらえば分かると思いますが、引け際でいつものフェニックス上げが出ただけで、内容は良くないです。
NASDAQが下げて金融株が上げたこの現象を循環物色と取るか、大きな調整の前触れと取るかそれは個人個人の相場観で異なると思います。
2525は昨晩が8日のようなリスク要因満載日を通過した後でなかったら、NASDAQの下げをただの循環物色の結果だと考えて特に何も感じませんが、
あのリスク要因満載の日を前にあれだけヨコヨコ相場を演じていたのに、その結果が昨晩の危ういチャートの形ですから、今の所、2525が事前に警戒、心配していた通りのNY市場の展開となっています。
何度も言いますが、今のNY市場の特徴と言いますか、性質はリスクイベント前にNY市場が事前に調整らしい調整もなく、基本ヨコヨコだった場合、リスクイベント通過で上げるはずです。
リスクイベント前で買いが入らなかったから上がらずヨコヨコだったのですから。
しかし実際には昨晩のように上げるどころか、NASDAQに至っては一時とても怖いチャートを描き、NYダウも最後ショートカバーで持ち直したものの、同じく危うい形をしています。
2525は木曜日のNYダウの展開、金曜日の日経の展開を見て恐らく昨晩のようなNY市場の展開になるだろうと予想してドテンショートに切り替えたわけですが、2525の相場観的にはNY市場は天井圏の動きをしてると思います。
しかし、この天井圏の動きというのがまたやっかいで、この動きをしたらすぐに崩落が始まるのではなく、しばらく上下を挟みながら、復活したような動きを一時的に見せてからある日突然NY市場に上からロンギヌスの槍が降ってくるような展開になると思いますから天井をドンピシャで捉えるのはとても難しい事です。
だから2525は来るべき「真ジャッジメント相場」に備えて「上がれば売り」のスタイルでこの相場に挑んでいきたいと思います。