11月20日のNY株式相場は続落、世界的景気減速懸念を背景に株売りの流れが続いています。
S&P500の全11セクターが下落、またApple株が4.78%安と本日も大幅に続落した形。
ダウは648ドルまで下落し、551.80ドル安(-2.21%)と大幅に続落して終了、アップルを筆頭に全30銘柄が下落。
S&P500も1.82%安と続落、これでダウ平均とともに昨年末水準を下回りました。
NASDAQは1.70%安と3日続落し、年初来では0.08%高となりました。
さて、昨晩はナイトの前半で一気に下げたものの、途中300円近い戻りを見せて、NYダウやNASDAQの展開に吊られる形となりました。
結局このような形になるのなら、何故21500円で無理矢理支えてたのか謎が深まるばかりとなってきてます。
無理に支えるから底打ち感がなく、いつまでもゆっくりと底値を伺う危険な形になってますので。
まずは各チャートから。
【NYダウ日足チャート】
10/29の安値を切ると23500ドル目標の足になりますが、
そろそろ巨大PKOやトランプツイートが入るタイミングかもしれないので、売りの持続も難しいところ。
【NASDAQ日足チャート】
10/29の安値を切って下落、
昨日はアマゾン1500ドル、グーグル1000ドル割れで買いが入りプラスに転換したものの、戻り売りに会い、結局下落。
このまま2月の安値もブレイクするかと言った展開。
【Apple日足チャート】
下げ止まり感のないチャート、ここまで来るとベタに長い下ヒゲでも日足で出ないと止まるに止まらない形
【日経日足チャート】
NASDAQよりもダウに似ており、安値探しの旅で安値は21170円まで。
【日経4時間足チャート】
普通に考えて、日経は上記4時間足のチャートが効いてると思われますし、NASDAQの足を追うと思われますので、
その時はダウは24100ドル、日経は20800円割れとなるだろうと考えられる展開。
この一連の暴落の原因は『世界景気減速懸念』と言う簡単には解決できないものからきており、
株式市場が最も嫌う「不透明感のある不安」から来てますので、なかなか厳しい場面となっています。
どこかが支えてるから高いのかドル円が高いからなのか、日経は相変わらずスコーンと行きません。
ドル円が下落基調のままならとっくに21000円割ってたと思われますが。。
また、昨日注目すべきは株価下落時の要人発言が殆ど効かなかった事です。
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長も色々と『トランプ大統領は中国とのディールに楽観的』だの『トランプ大統領は中国が合意したがっていると信じている』と言ってましたが、
少し反応しただけで、方向転換にはなりません。
今晩のNY市場が大きく下落ならクラッシュのようになりそうなだけに本日の東京市場での動きが注目されます。
あんだけ21500で支えたのだから、朝からそれなりの抵抗は見せてくると思いますので。
今の所は4時間足のチャネルが効いてるので、なんだかんだで日中は無理でも結局ナイトには赤丸地点には到達してそうですから、ドテンショートとして、見守りたいと思います。
東京市場は『支え』がいるからなかなか売りは難しいですが、まぁ結局21500を突破されてますから、スコーンとはいかないものの、朝のリバウンド後にジリジリと下がってくれればベストです。
昨日のTwitterでも言いましたが、4時間足レベルで下ヒゲもまだ出てませんからね、支えで上げても結局ナイトで折れますし。